外構・エクステリア工事で安い業者と高い業者の違いは?

外構・エクステリア工事で安い業者と高い業者の違いは?

外構・エクステリア費用は出来るだけ安くやってくれる会社のほうがいいの?

こういう疑問をお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか。 今回は外構・エクステリア工事費用が会社によって違う理由をご紹介していきます。

もくじ

外構・エクステリア業者ごとに見積もり金額が違う理由

外構・エクステリアリフォーム

外構・エクステリア工事の費用内訳は大きく分けて「材料費」「人件費」、この2つから成り立っています。

したがって、外構・エクステリアの見積もり金額に会社によって違いがあるのは、

  • 専門の設計担当がいるかどうか(デザインのクオリティは上がるが、人件費がプラスになる)
  • デザインの違い(細部にこだわったデザインを納める場合、施工手間・日数がかかってしまうため)
  • 工事品質の違い(土間コンクリートの厚みやブロック積の鉄筋ピッチの違いなど、表には見えない品質・お引き渡し後の安心感の違い)
  • お引き渡し後に対する考え方の違い(例えば、塗り壁に防汚コートを計上するなど、お引き渡し後のことも考慮しているか)

によるものが大きいといえるかと思います。

次項で「なぜ外構工事は会社によって見積金額が異なるのか!?」について詳しくご説明していきます。

外構工事の見積が会社によって異なる理由

和モダン事例

外構工事はなるべく費用を抑えたいと考えがちですが、ご自宅の外観や家の印象を大きく左右するとても大切な工事です。

そのため、しっかりと予算を確保して理想のデザインに仕上げていきたいですよね。

そこでここからは外構工事の見積金額が会社によって異なる3つの理由について詳しくご紹介していきます。

デザイン性をUPするため

外構会社の中に専門の設計担当がいる会社は、打ち合わせ・作図・現場管理を一人でやっている会社と比較すると、デザインに時間をかけられる分、よりこだわったデザインに期待できます。

一方、設計担当の人件費が発生するため、コスト面は前者の方が高くなります。

また、細部にこだわったデザインを実現する場合、その分施工日数が変わるため、それがコスト面にも反映されます。


わかりやすい例を挙げてみます。床タイルでギザギザとラインを入れる場合、タイル下地となるコンクリートを打設するために型枠(板で枠を作ります)も同じ形のものを現場で造作する必要があります。

下地コンクリートを打設した後、外してしまう部分となるため、表には見えない部分です。

細かい加工を積み重ねることで、細部にこだわったデザインが実現しています。

もちろんデザインにそこまでこだわらなければ、外構費用を極力抑えることも可能です。


たとえば、既製品の機能門柱・床は土間コンクリートのみ・シンボルツリーも低いものを植えるのみなど、建売住宅によくある外構であれば費用を抑えられます。

しかし、毎日目にする空間として、他とは異なる自分だけの空間として満足度を高めたい、そういうお声を本当によくいただきます。

そこにこだわるかどうかが、外構費用の違いとして反映されるとイメージしてもらえればと思います。

→栄和ガーデン株式会社の施工事例を見る

施工品質の違い・引き渡し後に対する価値観の違い・アフターサービスの違い

外構工事は国としての明確な仕様基準がありません。

言い換えてみれば、ブロック積の中に入っている鉄筋ピッチ(鉄筋本数)やブロック積の基礎の厚み・幅も会社ごとに異なっています。

これらは外構工事が完成してしまうと表に見えない部分です。

しかし、引き渡し後暮らしていくうえでの安心感としてはいかがでしょうか。仕様の違いは単価の違いにも反映されてきます。

あまりに安い見積の会社は、そのあたりの表に見えない部分でコストカットをしている可能性があるので、ご注意ください。

また、他社の図面を利用して工事を行う業者様もいます。

こういった業者様は自分たちで図面を描かないことで人件費を節約することができるため、確かに他社より安く外構工事をすることはできます。

しかし、モラルに問題がある行為を平然と実施する業者の場合、どういった仕様で工事を実施するか確証が持てません。

目に見えない部分を手抜き工事する可能性があるため、他社の図面を利用して工事を行おうとする業者様とは契約しないことをオススメいたします

(こういった業者を取り締まるため、外構業界全体の取り組みとして「ニューモラルスタンダード」といったものがあります)。

引き渡し後のアフターサービスの違いも単価の違いに反映されます。

アフターサービスがキチンとしている会社の場合、引き渡し後のことも考えてプランニング・施工するため、一概に費用比較ができなくなります。

たとえば、塗り壁の場合はトップコートを計画に入れるなど、後々施主が楽になるような運用を考慮しています。

こちらも外構費用には追加で計上されるため、計画していない会社の見積と比較すると費用はUPしてしまいます。

「引き渡しが終わったらそこで終わりではなく、そこからがスタート」そういった考え方の会社に工事を依頼する方が安心して暮らせるのではないでしょうか。

外構費用の比較だけでは見えない部分ですので、是非、参考にしてみてください。

ハウスメーカーに工事を依頼することでマージンが発生するから

新築物件を建てる場合、ハウスメーカーに外構工事も一緒に依頼される方も多くいます。

しかし、一般的にハウスメーカーに外構工事を依頼すると見積額が高くなる傾向にあります。

その理由は、ハウスメーカーが外構専門業者に工事を委託するからです。

一部の会社を除き、ほとんどのハウスメーカーは自社で外構工事を行いません。

そのため、外構工事業者が出した見積もりに対して10〜30%ほどのマージンを上乗せして提案をするのです。

ハウスメーカーに外構工事を依頼するには、金額面以外にも次のようなメリット・デメリットがあります。

ハウスメーカーに外構工事を依頼するメリット
  • 打ち合わせの手間が省ける
  • 住宅の工事と同時進行で外構工事を進められる
  • 住宅ローンの費用に確実に外構費用を入れ込むことができる
ハウスメーカーに外構工事を依頼するデメリット
  • 直接外構専門業者に依頼するよりも工事費用が高くなりがち
  • デザインのバリエーションがパターン化している業者が多く、原価が安い場合も

このように、ハウスメーカーに依頼することでさまざまなメリットがあることも事実です。

しかし、外構デザインにこだわりたい場合は外構業者に直接依頼することで、ハウスメーカーの中間マージン分をデザインに還元してワンランク上の外構を手に入れることができます。

長く住む空間だからこそ、外構専門業者に直接依頼することをご検討してみてはいかがでしょうか。

外構費用が安い業者の注意点

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外構費用をなるべく抑えたいと安い業者に依頼する方も非常に多くいますが、安さばかりに気を取られてしまうと後に大きなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

そこで、ここからは外構費用が安い業者の注意点について詳しくご紹介します。

低品質工事のリスクがある

安い費用で請け負う業者のなかには、ブロックの基礎や鉄筋の本数、コンクリートの厚みなど、表には見えない部分の手抜き工事をする業者もいます。

例えば、基礎工事をおろそかにすると、大きい地震が起きた際、倒壊などの不安が出てきます。

特に、他社の図面を利用して安く工事を受注しようとしている業者はそもそも信用にかけるため、施工品質についても信用することが難しくなります。

後々のトラブルを回避するためにも、信用できる業者での工事をオススメいたします。

アフターフォローが充実していない可能性がある

アフターフォローの規定は会社ごとによって異なります。

アフターフォローが充実している会社は、お引き渡し後のことも考慮して、しっかりした工事をする会社です。

信頼できる業者を探すうえで、アフターフォローの充実度を調べることも、一つのバロメーターとなります。

信頼できる外構専門業者を見極める3つのポイント

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外構工事の契約とはまだ存在しないものを買う為の契約となります。

例えば、車や家電の場合、完成品を試乗したり触ってから購入を決めることができます。

一方、外構工事は存在していない空間を、担当者の話や図面を元に購入を検討します。

こういった業界だからこそ、信頼できる業者を探すことが大切になります。

ここでは、信頼できる業者探しのポイントについてまとめてみました。

図面・御見積の丁寧さをチェックする

外構工事は完成品を買うわけではないため、プランニングや見積の丁寧さをチェックすることがとても大切になります。

細かい部分まで考慮して作図・積算されている場合、それだけ工事品質も細かい部分に目が行き届く会社です。

長く住む空間だからこそ、安心感のある業者を探してみてはいかがでしょうか。

施工実績を確認する

信頼できる業者であるかを見極めるためには、会社の規模や知名度だけでなく、これまでの施工実績を確認するようにしましょう。

できれば、施工した現場(モデルガーデンなど)を見ることができれば確実なのですが、それが難しい場合は、完成現場の写真を見せてもらうことをオススメします。

栄和ガーデン株式会社の施工事例を見る

工事後のアフターフォローや保証内容を確認する

外構工事が完了した後も、ライフスタイルや家族構成が変わったり、それに伴う外構・エクステリアの一部修正が必要になるケースもあります。

また、年月を経過する際、不具合が出てくる部分も、もちろん無いとは言い切れません。

工事後でもきちんと対応してもらうためにも、施工業者が定める保証期間や保証内容などアフターフォローが充実している業者であるかを見極めていきましょう。

【外構会社】安い業者と高い業者の違いのまとめ

外構工事の見積もりが会社によって異なる理由は次の3つです。

  • デザイン性の違い
  • 施工品質の違い・アフターサービスの違い
  • ハウスメーカーに工事を依頼することでマージンが発生するから

長く住む空間だからこそ、好きなデザインを実現できる業者・安心感のある施工をしてくれる業者・アフターサービスに自信のある業者を選ぶ方が、本当の意味でお得です。

工事が終わったら終わりではなく、そこからが本当の意味でのスタート。

是非本記事を参考にしていただきながら、優良業者を見つけて自分だけのエクステリア時間・お庭時間を楽しんでください。

栄和ガーデン株式会社では、長年大手ハウスメーカーの下請け工事を請け負っており、お客様と直接お取引する場合にも大手ハウスメーカー同等の施工品質を実現しております。

お見積を作成していく上で、現場調査、専門の設計担当による細かい作図、工事担当による納まりの検証等を行っており、丁寧な対応に定評がございます。 外構・エクステリア工事を検討している方はぜひ一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

デザイナーM

神奈川県海老名市にあるエクステリア専門会社(外構工事・庭リノベーション)栄和ガーデン株式会社でデザイナーを担当。社内のスタッフブログや当コラムで日々情報発信をしながら、外構工事の設計を行っています。

≪神奈川県全域対応≫
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