エクステリアの台風対策はここに注意!外構のプロが教える7つの備え

エクステリアの台風対策はここに注意!外構のプロが教える7つの備え

近年台風が大型化している様に感じます。エクステリアの台風対策をまとめてみました。

もくじ

台風到来前(養生編)

台風到来前(養生編)

近年、台風が大型化しています。いざ、台風が来る直前になると、何をすればいいのか悩むこともあると思います。
台風が来る前、エクステリアでやるべきことを簡単にまとめてみましたので、是非、ご参考にして対策してみてください。

伸縮門扉(アコーディオン門扉)

伸縮門扉は台風の強風を受けると、曲がってしまったり、最悪のケースだと、倒れてしまう可能性があります。

対策方法

伸縮門扉は、たたんだ状態(誰でも入れるオープンな状態)にして、紐で縛ってください。落とし棒がある方は、落としておいてください。

跳ね上げ式門扉(オーバードア)

オーバードアは強風であおられると、扉が跳ねてしまい、アームの所が故障する可能性があります。

対策方法

扉を下ろして(誰も入れないクローズ状態にして)ください。アームの所のロックを必ずかけてください。

ワンポイントアドバイス

電動オーバードアの場合ですが、停電時に扉を開けたい場合は、必ず「手動切り替え」にしてください。また、電動オーバードアを手動で開ける場合、必ずロックツマミでロックしてください(ロックしないと、扉が落ちてきて、思わぬ事故につながります)。

なお、「手動切り替え」を行わないで開け閉めすると、最悪の場合、駆動部の故障に繋がりますので、ご注意ください。
※詳しくは、メーカーごとの取扱説明書をご確認下さい。

カーポート屋根

カーポート屋根

特に、片支持タイプのカーポート屋根(片側に柱があるもの)については、強風であおられると、最悪のケースでは、倒壊する可能性があります。

対策方法

オプションのサポート柱も施工されている場合、必ずサポート柱を付けてください。

ワンポイントアドバイス

サポート柱の工事は、後からでも工事ができますので、是非、ご検討してみてください。

門扉

門扉は強風であおられて、開け閉めが起きてしまう可能性があります。

対策方法

門扉を閉める(誰も入れないクローズ状態にする)。鍵をかける。落とし棒も忘れずに下げてください。

ワンポイントアドバイス

電気錠付門扉の場合、停電の場合は、電池式が有線式かで動作が変わってきますが、有線式の場合、手動操作となります。鍵 or サムターンにて、操作してください。
※詳しくは、メーカーの取扱説明書をご確認下さい。

テラス屋根・ガーデンルーム等

庭を日よけするメリット・デメリット

テラス屋根ですが、日除けシェードを取り付けている場合、風にあおられる可能性があります。また、物干し場として使用している場合、竿などが飛ぶ可能性があります。

ガーデンルームは、強風で、折戸などが開いてしまう可能性があります。

対策方法

テラス屋根

  • 日除けシェードをたたむ。
  • 竿を下ろす。(柱取付型は)竿掛けを下げる。
  • 竿を下ろす。(上下式、取外しタイプは)竿掛けを外す。

ガーデンルーム

  • 窓・戸を閉めて、鍵をかける。

オーニング

オーニング

オーニングは強風にあおられる可能性があります。

対策方法

たたんでおきましょう。

物置

物置の扉が開く可能性があります。また、強風次第で、物置が倒れる可能性があります。

対策方法

扉を閉めて鍵をかけてください。中に重量物をいれてください。特に、下の方に重い物を入れることで重心が下がって、物置が安定します。

鉢・野菜

鉢などを置いている場合、飛んでしまったり、倒れてしまって鉢が割れてしまう可能性があります。また、家庭菜園の野菜も風でダメになる可能性があります。

対策方法

移動できる鉢は、できれば家の中にしまってください。家庭菜園の野菜は、収穫してください。

保険をチェック

万が一、台風で何か損害が発生した場合ですが、ご自宅で入られている火災保険で修理できるケースが多いです。但し、免責や保険の種類によっては、保険が下りないケースもあるので、台風が来る前に確認しておくと万全です(台風が来るまで時間がある場合、もし火災保険が対応していない場合は、火災保険のアップグレードを検討することもできます)。

台風通過後(メンテナンス編)

台風通過後(メンテナンス編)

台風は過ぎ去れば終わりというわけではないんです。適切なメンテナンスを行わないと、後々、不具合が出ることもあります。台風が過ぎ去った後のメンテナンスもまとめてみました。

ステンレス

ステンレスの錆

台風は潮風を伴って上陸します。その為、雨と一緒に、潮水も降ってきます。一方、エクステリアで使用されているステンレスは塩分に弱い傾向があります(公共の沿岸工事で使用されるステンレスとは金属の配合が違います)。特に、台風通過後、ステンレスにサビが発生したとの相談がよくきます。

対策方法

台風が過ぎ去ったら、水洗いを実施する。

ワンポイントアドバイス

既にサビが発生してしまった場合は、ホームセンターなどでサビ取りシートを買ってきて、落としてください。その際ですが、サビ取りシートは酸が入っているので、使い終わった後は必ず、水洗いを忘れずに実施してください。また、ゴム手袋を付けて、作業することをオススメします。

植木

台風で倒れた植木

海を通ってくる台風は、潮風と共にやってきます。多くの植物は、潮水に弱い傾向があります(沿岸地域に埋まっている植物は潮に強いタイプです)。台風通過後、葉っぱがダメージを受けたとの相談はよく来ます(特に、モミジ)。

対策方法

台風が過ぎ去ったら、ホースで水洗いをする。

ワンポイントアドバイス

モミジなど、一度ダメージを受けた葉は元には戻りません。落葉後、来年の新緑まで待ってください。

まとめ

近年、台風が大型化しています。家の中の養生については、テレビなどでも出ていますが、エクステリアについては…。簡潔に、見て頂けるサイトを目指して、執筆してみました。何よりも皆様の安全が第一ですので、是非、ご活用ください!

また、台風通過後の対応も、綺麗なエクステリアを維持する上で大切になります。こちらも併せて、実践して頂ければ幸いです!

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この記事を書いた人

デザイナーM

神奈川県海老名市にあるエクステリア専門会社(外構工事・庭リノベーション)栄和ガーデン株式会社でデザイナーを担当。社内のスタッフブログや当コラムで日々情報発信をしながら、外構工事の設計を行っています。

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