理想のエクステリアデザインを実現するために知っておくべきポイントと注意点

理想のエクステリアデザインを実現するために知っておくべきポイントと注意点

初めての家づくり。エクステリアに関して、何から手を付けていいのか分からない方の為に、エクステリアデザインから業者探しまで、わかりやすくまとめてみました。

もくじ

エクステリアデザインとは

エクステリアデザインとは、門廻り、車庫廻り、境界塀、柵、庭、バックヤードなど、いわゆる「外構部分のデザイン」のことです。一番わかりやすいイメージとしては、インテリアの屋外バージョンを考えてください。

実際、デザインにこだわらなくても、エクステリアにお金をかければ、機能面のUPは可能です。わかりやすい例をいくつか挙げてみます。

カーポート屋根を設置

雨に濡れず、車の乗り降りが可能

門扉・フェンスで敷地をクローズする

防犯面に効果的

外灯を入れる

防犯面・通行時の安全面に効果的

目隠しフェンスを設置

外からの目線を隠すことで安心して暮らせる

ウッドデッキを設置

庭に出るキッカケにつながる

果たして、機能面のUPだけで、長い間暮らす上で満足できますでしょうか。単純に機能面のUPをしたとしても、お気に入りのデザインでなければ、毎日目にする度、物足りなさを感じると思います。

例えば、建物とエクステリアの雰囲気を合わせてデザインすることで、建物がより引きたち、建物のグレードをワンランク、ツーランク、場合によってはスリーランクもアップグレードすることができます。

例えば、建物に100万円追加でお金をかけた場合、機能面のUPをすることはできます。しかし、建物の見た目はそれほど変わりません。もし、その100万円をエクステリアデザインにかけた場合(当初予定していた外構費用に+100万円加算してデザインを作り込んだ場合)、後者の方が建物・敷地全体の雰囲気が一気に華やかに変わります。

ただ、商品を並べてエクステリアを造る(こちらが普通のエクステリア)のではなく、敷地・建物に合わせて屋外空間(エクステリア)をデザインすることで、建物の付加価値をアップグレードし、「魅せる空間」を創造することが可能です。

エクステリアデザインの3つのカタチ

エクステリアには大きく分けて3つの「カタチ」があります。

  • オープンエクステリア
  • セミクローズエクステリア(セミオープンエクステリア)
  • クローズエクステリア

エクステリアデザインを検討する上で、最初にどの「カタチ」でいくのか、考えてみましょう。それぞれのスタイルについてまとめてみました。

オープンエクステリア

「オープンエクステリア」とは、車庫・アプローチ廻りの囲いを無くし、空間を広く使うスタイルです。装飾が少ない分、費用も安く済みます。

メリット
  • エクステリアの予算を極力下げたい場合に向く。
  • 狭小地など、駐車スペースが狭い場合に向いている。
デメリット
  • 建売住宅でよく使用されるスタイルの為、キチンと空間デザインとして魅せないと、建物全体が安っぽく見えてしまう。
  • 防犯面に不安がある。

セミクローズエクステリア(セミオープンエクステリア)

オープンエクステリアと、クローズエクステリアの良いとこ取りをしたエクステリアが「セミクローズエクステリア」です。「セミオープンエクステリア」とも言います。

門扉までは要らないけれど、門袖壁で少し空間をクローズしたい

そんなご要望に応えたエクステリアとなります。

メリット
  • オープンエクステリアと比較し、適度にプライバシーに配慮できる。
  • エクステリアのデザイン性も広がり、素敵な空間を演出できる。
デメリット
  • オープンエクステリアより高価。

クローズエクステリア

「クローズエクステリア」とは、壁やフェンス、門扉、ゲートなどで空間を仕切り、プライバシーと防犯面に配慮したエクステリアです。(※近年、クローズエクステリアの中でも高価格帯のエクステリアを「ハイクローズエクステリア」と呼ぶようになってきましたが、ここではクローズエクステリアでまとめて執筆しました。)

メリット
  • 重厚感と高級感溢れるエクステリアデザインの演出が可能。
  • プライバシーと防犯面に優れる。
デメリット
  • 素材を多く使用する為、高価格帯になる。

依頼前に考えておきたいエクステリアのデザインイメージについて

エクステリアのデザイン、色味などは基本的に、建物のデザインに追随させると良いです。建物とデザイン性・色味を揃えることで、空間にハーモニーが生まれ、まとまった空間デザインを演出できます。

その為、エクステリアを検討する段階で、配置図と併せて、建物に関する資料(建物の平立面図、パース図、仕様書など)を準備してください。魅力的なエクステリアデザインを作る上での近道となります。

建物のデザインがシンプルモダンだったら、エクステリアもシンプルモダン。建物のデザインが和モダンだったら、エクステリアのデザインも和モダンとなります。それぞれのジャンルについてもまとめてみました。

シンプルモダン

近年、シンプルモダンの建物が主流の為、エクステリアデザインもシンプルモダンが一番人気です。余計な装飾を加えない分、いつまでも飽きがこず、長い年月楽しむことができます。

主なキーワード

直線、スタイリッシュ、シャープ、クール、無機質、都会的、ステンレス、ガラス

色味

白、黒、グレーなどのモノトーンが中心

余分なものを削ぎ落し、スッキリとクールに魅せるデザインです。

シンプルモダンのイメージ:https://eiwa-garden.co.jp/brand/simple-modern/

ナチュラルモダン

自然素材の家など、ナチュラルな家も人気になってきました。建物の内外装同様に、エクステリアも自然素材を用いることで、どこか温かく、ナチュラルに仕上げることができます。年月と共に起きる、自然素材の経年変化も魅力の一つです。

主なキーワード

自然素材、温かみ、木、土、石

主なキーワード

アースカラー、暖色系、アイボリーホワイト

石やレンガ、木などの自然素材を利用して、温かみのある空間を演出します。

ナチュラルモダンのイメージ:https://eiwa-garden.co.jp/brand/natural-modern/

和モダン

いつの時代も老若男女問わず、「和モダン」は根強い人気です。和風のデザインは、どこか「ほっ」とする、やすらぎ、落ち着きのある趣となります。そこに、現代的なエッセンシャルを加えることで、「和モダン」としての落ち着いた趣をを持ちつつ、「引き算の美」を体現します。

主なキーワード

石、竹、紅葉、アイアン、縦格子、引き算の美

色味

黒、白、朱色、日本の伝統色

和モダンのイメージ:https://eiwa-garden.co.jp/brand/japanese-modern/

ラグジュアリーモダン

ラグジュアリー空間を日常に。自宅のエクステリア・ガーデンをラグジュアリーに演出することで、自宅に居ながら「リゾートホテル」で過ごす気分を味わえます。洗練された上質な空間で、ゆったりと過ごす日常は、格別の幸せをもたらします。

主なキーワード

上質、本物、ラグジュアリー、高級感、洗練

色味

現場次第で変わります。

ラグジュアリーモダンのイメージ:https://eiwa-garden.co.jp/brand/luxury-modern/

エクステリアデザインの注意点

実用面を中心にエクステリアを考慮する際に発生する、エクステリアデザインの注意点をまとめてみました。

敷地目一杯の駐車場は年数回しか使用しない「臨時車庫」!?

敷地目一杯を駐車場にしたいケース。例えば、ご自分の駐車場とは別に、来客用の駐車場が欲しい為、敷地のほとんどが駐車場になってしまうケースです。

たまにしか使用しない「来客用の駐車場」を諦めれば、その空間を利用して、エクステリアの顔となる、ファサード部分のデザインをもっと素敵に演出することができます。

どちらに重きを置くかはお客様次第で異なりますが、折角でしたら、毎日目にする空間を綺麗にデザインすることをオススメします。

とりあえず、カーポート屋根があればいい!?

エクステリアと言えば、カーポート屋根を付けることがデザインだと思っているケース。

エクステリアデザインは、門袖壁や床のデザイン、シンボルツリーやライトアップなど、多岐に渡って空間をデザインすることができます。カーポート屋根の有無にかかわらず、素敵なデザインの表現はできます。

もし、ご予算が厳しければ、今回の工事ではカーポート屋根を諦めて(後から工事も可能です)、正面のデザインをカッコ良くしてみてはいかがでしょうか。その際、「後からカーポート屋根を工事したい」等、計画段階で担当者に伝えてくださいね(柱部分のコンクリートを打たないでおくなどの対応も可能です)。

もちろん、初めからカーポート屋根を魅せながら、全体の空間デザインをカッコ良く演出することもできますので、ご予算と相談してみてください。

シャッターゲート、後から計画できる!?

シャッターゲートにあこがれがあるけれど、前面道路の高低差が大きい場合。神奈川県では高低差の大きい土地が多い為、よく聞くケースです。

シャッターゲートを施工する際、シャッター部分の下端をフラットにする必要があります。前面道路の高低差が大きい場合(道路の斜めがキツイ場合)は、車の下部を擦ってしまうといけないので、シャッターゲートの位置を道路から離して、少しでも緩やかな勾配に調整する必要が出てきます。その際、車サイズギリギリの駐車で建物配置を考えていた場合、停められる車種に制限が出てきます。

こちらは、建物の計画段階で考慮する(建物位置やサイズの検討をする)必要があります。外構工事段階では対処が出来ない為、建築計画当初に、建物本体の設計さんに相談して下さい。また、その際、建物のGL設定やシャッターゲート用の電気の取出しに絡む計画も併せて、出来るはずです。お施主様が使いやすい設計にする為、事前の計画が大切です。

防犯対策として、高い目隠しを造りたい!?

防犯の為、高い目隠しを造って、外から出来る限り中が見えなくしたいお客様もいらっしゃいます。

近年、防犯設計の考え方としては、完全に外から見えない空間を造ってしまうと、泥棒が隠れやすい場所を作ってしまうので、逆に狙われやすくなると言われています。

防犯対策としては、クローズにする際、囲いは作るけれども、ある程度外からも見える配慮をすることをオススメ致します。

将来用のスロープ(バリアフリー)!?

バリアフリーの家づくりにおいて、玄関ポーチの段差解消にはいくつか方法があります。

  1. スロープを施工する。
  2. 車椅子用段差解消スロープ(持ち運び可)を準備する。
  3. 車椅子用昇降機(レンタル可)を検討する。

例えば、「将来の為に、新築外構の段階でスロープも造っておきたい。エクステリアデザインの中に組み込めますか?」といった話を聞くこともあります。近い将来であれば分かるのですが、ずっと先の話の場合、必要になるタイミングでの工事の検討でも良いのではと思います。

その時にならないと、実際にスロープでいくのか分からないからです。例えば、車椅子用の昇降機をレンタルしているかもしれないです。

また、介護保険の要介護や要支援に認定された場合、住宅改修工事の一部支援が出るケースもあります(市町村により異なります)。必要になったタイミングでリフォームを考える方が現実的だと思いますので、ご検討頂ければと思い書いてみました。

宅配ボックスとエクステリアデザイン!?

近年、宅配ボックスが人気です。以前から人気でしたが、新型コロナウイルスの影響もあり、インターネット通販が益々盛んになってきました。宅配ボックスがあれば、留守の時や手が離せない時でも、荷物を受け取ることができますので、安心ですよね。

しかし、宅配ボックスのデザインについてはいかがでしょうか。宅配ボックス自体が結構ゴツイので、全体のエクステリアデザイン中から浮いてしまうイメージがあります。

オススメは、門袖壁など正面から見えにくい部分に設置することです。そうすれば、エクステリアデザインの邪魔をすることなく、宅配ボックスを導入できます。

なお、荷物の注文の際、備考欄に「不在の際は宅配ボックスにお願いします」と記載しておくことをオススメします(初めてくる配送業者さんが気づかない時の為)。

エクステリアの工事業者を選ぶときのポイント

エクステリアの業者を探す際、「初めてのことなので、どう探していいかわからない」といったこともよく聞きます。例えば、エクステリア業者を探す上で役立つ、見るべきポイントがあります。

  • ハウスメーカー or エクステリア専門会社
  • 価格重視 or デザイン重視 (品質重視)
  • 会社の歴史と工事品質
  • アフターサービスについて

それぞれ、まとめてみました。

ハウスメーカー or エクステリアの専門会社!?

エクステリアの工事を考える際、おそらく、ハウスメーカーの営業さんからもエクステリアについても営業を受けると思います。そのまま、ハウスメーカーに頼むことも検討されるかと思いますが、果たして、良いのでしょうか。

当然ですが、そこには、メリットもデメリットもあります。エクステリア専門店に依頼する場合と、どっちが良いのか、まとめてみました。

ハウスメーカーを通して、エクステリア工事を依頼するメリット・デメリット

メリット
  1. 建物の工事と一緒に工事ができ、品質面でも安心感がある。
  2. 業者探しの手間が省ける。
デメリット
  1. エクステリア専門会社の価格に対し、ハウスメーカーの利益が乗る為、高額になる。
  2. エクステリアの専門ではない人が提案する為、デザインが弱い。

エクステリア業者に直接、エクステリア工事を依頼するメリット・デメリット

メリット
  1. エクステリアの専門業者だからこそできる提案・デザインがある。
  2. ハウスメーカーを通さない分、価格も安くなる。
  3. ハウスメーカーに頼む経費分をデザインに廻すことができ、同じ価格でより良いデザイン空間に住むことも可能になる。
デメリット
  1. 業者探しが面倒。
  2. 完成品を購入するわけでは無いし、工事前にモデルハウスなど見れないので、品質面に不安がある。

価格重視 or デザイン重視(品質重視)!?

エクステリアの専門店に外構工事を頼むとしても、価格重視の会社と、デザイン重視(品質重視)の会社とでは、得意分野が異なります。どこに価値を見出すのかは、お施主様によって変わってくる部分かと思います。専門業者を探す際の参考に、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

価格重視の会社にエクステリア工事を依頼するメリット・デメリット

メリット
  1. 安い
デメリット
  1. 施工品質が不安(見えない部分の鉄筋の本数、コンクリートの厚みなど)
  2. 施工手間・余分な材料のかからない、簡素な納まりが主流となる為、デザイン性を出すには遠くなる。
  3. 工事前の図面がキチンとしていなくて、どんなものができるか不安。

デザイン重視(品質重視)の会社にエクステリア工事を依頼するメリット・デメリット

メリット
  1. 自分好みのデザイン空間に暮らすことができ、建物の付加価値が上がる(デザイン重視の会社)。
  2. 工事前、キチンとした図面を見ることで、完成形のイメージができて安心(デザイン重視の会社)。
  3. 見えない部分での施工品質(鉄筋の本数、コンクリートの厚みなど)に安心感があるので、完工後も安心して暮らすことができる(品質重視の会社)。
  4. 品質に自信がある分、アフターサービスも充実している(品質重視の会社)。
デメリット
  1. デザインを重視すると、材料費や人件費が上がる為、価格が上がる傾向がある(デザイン重視の会社)。
  2. 専門の設計がいる場合、人件費も上がっている(デザイン重視の会社)。
  3. 見えない部分の品質を重視する半面、価格は安くない(品質重視の会社)。

実績のある業者を探す / 工事品質が大切

業者探しも一期一会です。エクステリア工事の場合、完成品を購入するわけでは無いので、信用できる業者に頼むことをオススメします。その点、歴史と実績のある業者を選ぶと安心です。

また、完成した形だけでは分からない部分(基礎や鉄筋、コンクリートの厚みなど)の工事品質は、お引渡し後も長期間使用する上で大切になります。大手ハウスメーカーの下などで施工をしている業者を選べば、ハウスメーカーに頼むより安く、ハウスメーカー同等の工事を期待できますので、安心感もあって、お得です。

「ニューモラルスタンダード」とは

ニューモラルスタンダードとは、エクステリア業界全体で行われている「設計図面盗用防止活動」です。

心無い業者の中には、「他社の図面があれば、安く工事します」と言って受注し、基礎や鉄筋など、見えない部分での手抜き工事を行う悪徳な業者がいます。

  1. 表向きは安く見えますが、施工品質の悪い工事により、最終的にお施主様にご迷惑をかけてしまいます。
  2. 図面の盗用がまかり通ると、デザイナー人口の減少に繋がります。

「ニューモラルスタンダード」とは、こういったモラルの低い行為の阻止とデザイナーの知的財産を守る為、お施主様に図面を他社に見せない様にお願いしている、エクステリア業界全体での活動です。

ニューモラルスタンダードを守らない業者の工事は、そもそもモラルが無い為、どんなに安くても、どんな品質で施工を行うのか不明の為、避けた方が良いです。

アフターサービス・保証を調べる

工事完了後、お引渡しが終わってからのアフターサービス・保証の充実している会社を選ぶと、万が一、後から何らかの不具合が発生した時でも安心です。アフターサービス・保証がしっかりしているということは、それだけ自信を持った工事をしている会社ですので、一つの目安としてみてください。

エクステリアデザイン施工事例

今回、ご紹介しました、「シンプルモダン」「ナチュラルモダン」「和モダン」「ラグジュアリーモダン」、それぞれのエクステリアデザインの施工事例を挙げていきます(比較できる様、全て、セミクローズエクステリアで統一してみました)。

他にも、事例が掲載されていますので、下記ページもご参照ください。
https://eiwa-garden.co.jp/works/

シンプルモダン事例
ナチュラルモダン事例
和モダン事例
ラグジュアリーモダン事例

まとめ

初めての家づくり。でも、何をしていいか分からない…。

エクステリアデザインって何…!?

どこに頼めばいいの…??

そんなあなたの為に、エクステリアデザインとは何か、また、お客様の希望ごとにマッチする業者の探し方をまとめてみました。

是非、理想のエクステリアを実現し、初めての家づくりを成功させてくださいね。

理想のエクステリアデザインを実現するために知っておくべきポイントと注意点

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